これから楽器を始めようかと考えている方、楽器を習いたて、始めたてという方。また楽譜読むのが苦手でカタカナ振って楽譜読んでるよって方には是非とも読んでもらいたい内容です。
音楽教育の初級者においては楽譜に記されている音符を読む事が難しく、煩わしく感じる為に音符の近くに音階を書く方が多数おられます。
これ、やめた方が良いです。
読むのは楽になるかも知れないけれど、どの高さの音なのか分からなくなるので前後の音との関係性も見えなくなります。音の長さの情報もカットするのでアプローチの音なのかターゲットの音なのかも分からなくなります。
果てには読譜の訓練の機会も自分自身で奪ってしまうという行為ですので、もし今やっているようでしたら今すぐやめてください!(お願い)
メリットよりもデメリットの方が大きすぎます。
中には何回も練習して覚えるからカタカナ振りたいという方もいると思います。コレだけ言っても『カタカナ振りたい』のであれば、それはもう認めるしかないんですけどね。😓
脅すワケでは無いけれど
一例としてこんな話があります。
過去に私がレッスンしていたAさんはカタカナを振らずに頑張って楽譜を読みながら曲を練習しました。(課題曲にカタカナを書いて来たときに理由を説明し、納得してもらいました。)
Aさんの友人も同じ時期にサックスを始めたらしいのですが、カタカナを振って曲を練習していたそうです。
2年後、Aさんがしみじみと言いました。『先生、カタカナふらずに楽譜読むようにして本当に良かった。友人はまだ楽譜にカタカナが書いてあるもん』と。
例えカタカナを書いたとしても始めの2~3曲でやめるようにしないとズルズルと行ってしまうんじゃないかなと思います。(私のレッスンでは基本、書いて来てたら申し訳ないけれど消してもらいます。)
しかし、『子供』と『どうしても折れない人』はその限りでは無いと思ってます。
詳しい話は次回にしましょう。
それではまた次回の更新で!