過去3回に渡ってアンブシュアについて書いてます。
今日はアンブシュアについて4回目。
なぜアンブシュアをキツくして吹いてしまうのか?
を考えてみたいと思います。
まず自分がサックスを始めたばかりの頃を思い出してみて下さい。初心者の方は今の自分の状況を思い浮かべて。
上手に音が出なかった時に、どのようにしてその問題に取り組んでいたか覚えてますか?
ほとんどの人は
[音が出ない→力任せに吹く→音が出た!]
と、こんな感じで問題を乗り越えて来たんじゃないかなと思います。
アンブシュアがキツくなる理由は上記のような成功体験を積んできたからであり、問題解決の方法が『力任せに吹く』であるためです。
なので少しでも音色に不満があると直ぐに力んで吹き直すし、そもそも吹き直さない為に初めから力を込めて吹いている。というロジックなわけです。
更に酷い状態だと力を込める事(全力)が良い事だと思って吹いているケースがあります。。。
無自覚であってもこのクセのある方はすぐに力任せに吹いてしまうので緩めるのは結構難しいです。
よくよく自分を観察してリラックスをして取り組むようにすると良いと思います。
《結論》
思った音が出ないのを怖がる(嫌がる)からこそアンブシュアを緩めることが難しくキツくして吹いてしまう。
次回はリラックスについて書いてみようかなと思います。
それではまた次回の更新で!