大岩祥知のブログ

サックス講師のブログ。音楽に対する研究や考察、疑問などについて綴ってます。雑記も。レッスン、講演、演奏の依頼等はasobikotoba88@gmail.comまでご連絡ください。

強弱について①

以前の記事でも書きましたが今日は強弱について僕が思っていることを書こうかと思います。少し長い文章になりますがお付き合い下さい。

 

表現力について思うこと② - 大岩祥知のブログ

 

皆さんは音の強弱についてどれくらいのレベルでコントロールしてますか?

 

ぱっと思い浮かぶ強弱記号は

①fff

②ff

③f

④mf

⑤mp

⑥p

⑦pp

⑧ppp

この8個でしょうか?

 

では皆さんは8段階で音量をコントロールしているのでしょうか?

 

多分大まかにこの強弱記号に沿って演奏しているという感じじゃないかな?と思います。

 

今演奏しているのがfで次の小節からmpであれば、その2つの強弱の関係性のみで考えていないか?

もう少し大きな視点でダイナミクスに注意して欲しいのです。

 

オススメは演奏する前に一曲通して楽譜に目を通してもらい、ダイナミクス(強弱)のマップ(どの小節で強弱が変わるのか把握すること)を作ることです。

 

ちなみに僕は8段階では無く128段階で吹いています!ワオ😅

(厳密に言うとそれくらいに細かくやろうと思って吹いている)

 

これには理由があって、昔MIDIとかDTMの勉強をしていた時にベロシティ(音量)は0〜127の128段階だと知った時に自分もそれくらい細かくやってみようと思ったのがきっかけです🫡

ただ、それくらい細かくやってみると色んな事に気が付きます。

それまでmfは『やや強く』で演奏していたけれど、128段階もあるとざっくり言っても63〜78くらいの間でコントロールするようになります。

つまり同じmfでも10段階以上もあるわけですね!すごい!!

 

最後に

mfって日本語につられて強めに演奏しがちだし、同じ理由でmpは弱めに演奏しがちなので注意しましょう

 

個人的にはmfとmpの間に『普通』っていう強弱記号があると良いなと思ってます🙋

それではまた次回の更新で!