表現力について思うこと②
表現力について①の続き(というか補足)
表現力は必死でやることでにじみ出てくるみたいな終わり方でしたが、改めて読み返して見ると少し不親切な感じがしたので補足を。
例え話で引き合いに出した『怒りを表現する時』のようにあの手この手で出来る限りを尽くして表現すれば良いと思っている。
と言う意味で必死で演奏するという事が言いたかったのですが、では具体的にはどうするのか?
基本的に音楽は
①音色
②リズム
③速度
④旋律
⑤強弱
⑥拍の流れ
⑦フレーズ
⑧音の重なり
⑨音階や調
⑩和声の響き
(※文部科学省HP「音楽を特徴付けている要素」より)
と様々な要素から出来ています。
この中で演奏者がコントロール出来る要素はどれだけあるでしょうか?
ジャンルによってコントロール出来る分野と出来ない分野が出てくるものの大雑把に言うと①音色⑤強弱⑦フレーズかな?と思います。
特に⑤強弱は一番コントロールの余地がある要素だと思っているので、表現力が欲しい!と思っている方はまずはじめに意識すると良いと思います。『この曲のmfはこれくらいの大きさで良いのかな?』なんて考えて見ると良いのではないでしょうか?
次回はその強弱について
自分の考えている事を書こうかなと思います。
それではまた次回の更新で!
読書の記録(5/12〜6/13)
やっぱり今月も沢山読みました。
オーディブルにも慣れてきて1.75〜2.5倍位の間の速さで読んでます🤗
・科学者たちが語る食欲(デイビッド・ローベンハイマー、スティーブン・J・シンプソン)
・不安が覚悟に変わる心を鍛える技術(秋山ジョー賢司)
・人はどう死ぬのか(久坂部羊)
・モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語るほめ方叱り方(島村華子)
・思考力・読解力・伝える力が伸びるハーバードで学んだ最高の読み聞かせ(加藤映子)
・一九八四年(ジョージオーウェル)
・子供をのばすアドラーの言葉(岸見一郎)
・アンガーマネジメント超入門『怒り』が消える心のトレーニング(安藤駿介)
・天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?(真山知幸、親野智可等)
・スタンフォード式最高の睡眠(西野精治)
・世界のニュースを日本人は何も知らない3(岩本真由美)
・寝る前に読むだけでイヤな気持ちが消える心の法則26
の12冊!!
どれも良い本ばかりでした!(『一九八四年』は作品として凄かったし、とても刺激を受けました。けど、好き嫌いで言えば嫌いです😅)
表現力について思うこと
表現力ってなんだ?
演奏する人は良く耳にしますよね。
個人的に『○○力』って言葉はあまりピンと来ないものが多いです。それというのもこの言葉は色々な要素をまとめて簡単に言い表しているものだからだと思います。
『表現力』をネットで検索してみると色んな人が色々と言っているのも面白いです。
それだけ複雑で分かりにくいものなんだろうなと思います。
ではここで僕が考える『表現力』についてお話していきましょう。
基本的には音楽の事について書きたいなと思っているブログなので一応着地点は音楽になるのですが、一度音楽から離れて考えます。
例えば怒った時には相手を威嚇するように大きな声、強い口調、睨みつけたり、物にあたる仕草をしたりと実に様々な形で怒りを外に発します。
これは相手に自分の怒りを伝えて反省を促したいからだと思って見ると、実に様々な表現で怒りを表現しているではありませんか?!あの手この手で相手に怒りを伝えようとしています。
自分の怒りをコントロール出来無いだけかも知れないけど。。。
これらを音楽に、ご自身の演奏する際の表現に置き換えて見ましょう。
どうでしょうか?怒りと同様に必死に伝えようとしているか?どこか上手くこなそうとしているだけでは無いでしょうか?
僕は『表現力』ってのは簡潔に言うと必死に演奏しているか否かだと思っています。(ここで言う必死は余裕がなくあたふたした演奏の事ではありません)
もっと込み入った話がしたい方は直接どうぞ。
それではまた次回の更新で!
5/15ライブ終了
以前告知していた演奏ですが
お客さんも沢山来てくれて楽しい時間となりました!
ありがとうございました!
次回のこのメンバーでは9/4の演奏となります!
↓写真はいただきものです
『美』について
以前こんな記事を書きました。
美意識について語ると豪語したまま放置されていたので1年越しで今感じている『美』について語りたいと思います。
それではどうぞ!
基本的に美しいと感じるというのは
自分が今まで見てきたり経験してきたりしたものの中で1番出来の良いものをモデルとして、それに近ければ近いほど『美しい』と感じているのだと思ってます。(※1)
基準が過去にあるので美しいものが好きな人は結構保守的な人が多いのではないでしょうか?
また色んなデータを自分の中に蓄積して、それを基準に判断しているので初めてサックスの音色を聴いてもそれが美しいのか判断が出来ないんじゃないかとも思ってます。
つまり『美』の概念は全く新しいものには通用しないし、データは当人の経験なので基本的には『美』の感じ方は人それぞれなハズです。
しかし!ここまで書いてみるとあることに気づきます。先程『美』の概念は※1で書いたように仮定すると『良いもの』の判断はどうやって為されるのでしょうか?
自然的に発生するのでしょうか?
それとも他者によって与えられるのでしょうか?
自然的に発生する部分もあるとは思いますが、ほとんどは後者じゃないかと思います。
そもそもデータの集積初めの段階(赤ちゃん)で、親から『綺麗なお花だね』とか『美しい曲だね』等の何気ない会話の中から価値観を引き継いでしまいます。
(何のものさしもない自分独りではデータの振り分けが出来ないから)
その後、成長するに従い保育園や学校、会社等の社会やテレビ、インターネット等のメディアがその役割を引き継いで当人に『美』についての価値観を与えます。
そうすると、アレ?
『美』というのは結局社会やメディアの価値観に則ったものって事なのでしょうか?
その価値観はどの文化圏のものなのでしょうか?
多くの人が支持するものが美しいのでしょうか?
自分や少数の人のみが美しいと感じるものはあるのでしょうか?(ある)
皆が『美しい』というから『美しい』と思ってしまうし、データが不足しているものに対しては専門家や批評家等、自分よりも先んじている人々のものさしを基準にせざるを得なくなります。
ではどうすれば自分の美意識をみがくことが出来るのか?
それは『さらにデータを集める』事だと思います!
もっと『美しい』と感じるもの触れて、自己をアップデートしてみて下さい。
ちなみに
みんな当たり前のようにそれが出来ている例があります。
『味覚』です。
味についてはこの店が美味しい、あの店が美味しいとあまり他者の価値観が介在していないと思います。
『美味しいと評判の店に行っても普通の味だった。』なんて事はざらです。
食事は毎日の行為であり先述のデータでいえばとてつもない量の蓄積があるはずです。
そうなると『私はこの味が好き』『僕はこの味が好き』とそれぞれの『好き』が現れると思います。
自分も含めて『美しい』と思えるものにもっと触れられると良いと思います。
(注)音楽に関してのお話です😅
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた次回の更新で。
個人レッスンについて
愛知県は名古屋市内(現在栄、城西、エリアでレッスンを行ってます)、豊橋・豊川地区(第3土曜日残り一枠)にて個人レッスン行えます。
サックスやってみたいけれど何からして良いかわからないという方から経験者の方まで対応しておりますので、是非ご相談下さい。(レンタル楽器の用意もございます。アルトサックス¥500/1回。また、楽器購入のアドバイス等は無料で行います。)
作曲や音楽理論についてもレッスン可能です。
小さなお子さまにはリコーダーでレッスン!楽譜の読み方からリズムトレーニング等も勉強します。
レッスン料金
60分/¥5000+(場所代+交通費)
体験レッスン
60分/¥2000+(場所代+交通費)
場所
ご相談ください
(お近くのスタジオやカラオケ店等でも可能です)
遠方の方はパソコンやスマホなどで動画のやり取りをする添削型のレッスンも可能です。(zoom等を用いたオンラインレッスンはクオリティの確保が難しいと判断したため現在行っておりません。)ご相談ください。
以下のアドレスへメールを頂ければお返事致します。
※またメールの際には①お名前②連絡先③レッスンの目的(楽譜が読めるようになりたい等)④楽器経験
等の情報を添えていただきますとスムーズです。
Mail : asobikotoba88@gmail.com
オーディオブック読んでます
最近読書欲がましましです!
前回読書日記(2/18の更新)から読んだ本
ホモ・デウス上(ユヴァル・ノア・ハラリ)
ホモ・デウス下(ユヴァル・ノア・ハラリ)
ライブMCの極意(北 如来那)
世界観を作る「感性+知性」の仕事術
(山口周、水野学)
途中で読むのをやめた本
マリア・ビートル(伊坂幸太郎)
やはり移動中に読めるのは凄く良いし、倍速再生が出来るので時短できるのも良い🤗
ナレーターにもよりますが、僕はだいだい1.6倍くらいで再生します😉
どの本からも音楽に活用出来る知見を得ることが出来ました👍
特に『ホモ・デウス』や『世界観を作る「感性+知性」の仕事術』で人工知能による作曲の話が引き合いに出されていたのは
興味深かかったです。
それではまた次回の更新で!